ハワイ島で家を買うなんて…最初はまったく想像もしていませんでした。
けれどある日、それは突然、現実に。
舞台は、今では私の大切なホームタウンとなっているワイコロアビレッジ。
(ちなみに、「ヒルトン・ワイコロア・ビレッジ」があるのはハイウェイの海側のワイコロアビーチリゾート。ここでいうワイコロアビレッジは、ハイウェイから山側に7分ほどのところにある住宅地です。)
今回は、私がハワイ島で初めて家を購入することになったきっかけを、少しお話させていただきます。
きっかけは、日本の父からの一本の電話でした
「新聞広告で見た某有名俳優さんがハワイ島の物件の宣伝をしていて、良さそうだからハワイ島に家を買おうと思ってるんだけど、お前はどう思うか?」と。 えっ…!?まさかの展開にびっくり。
しかも、提案されたのはパホアの物件で、ワイコロアビレッジからは車で2時間弱かかります。 高齢の両親にとってはちょっと無理がある距離でした。 病院も近いし、とのことでしたが、いやいや、高齢の日本語しか話せない両親が具合の悪い時に30分以上も運転なんて、無茶、というか無理です。
さらに実際に足を運んで調べてみたところ、そもそもその物件自体が「まだ」無いという、信じがたい話であることがわかりました。
というわけでこの話はボツになりましたが、そもそも両親の求めるものは、自分たちが家を持てば解決するということに気がつき、自分たちが家を探す、という展開となったわけです。

のびやかな緑と青のコントラスト。ワイコロアビレッジでは、こんな景色が日常の一部になります。
ワイコロアビレッジを選んだ理由
当時はマウイ島に住んでいて、夫の転勤でハワイ島の西側、サウス・コハラ地区に引っ越すことに。 息子は1歳半、私は第二子を妊娠中だったので、比較的病院に近いこと、生活に便利なこと、気候が良いことなど、とにかく「暮らしやすさ」が最優先でした。
雨がほとんど降らないワイコロアに私は非常に惹かれ、夫は、雨も降り、ワイコロアよりも涼しいワイメアを候補に挙げ、いろいろ比べた結果、最終的にはワイコロアに決定。 (私が押し切ったわけじゃないですよ(笑)夫の職場もワイコロアの方が近いという利点がありました)
ワイコロアには、小中学校やプリスクール、郵便局、銀行、病院、スーパー、ゴルフ場、テニスコートまで揃っていて、本当に便利。 コナ空港にも車で30分。そして、何より気候が安定していて過ごしやすい! 妊婦だった私にとって、ワイコロアはまさに理想の環境でした。
雑誌で出会った、運命のエージェント
「さて、家を探そう」と思いはじめたものの、当時は何から始めればいいのかさっぱりわからず。。。とりあえず、スーパーの入口に置いてあった不動産のフリーペーパーを一冊持ち帰ってみることに。
ページをめくっていくと、優しそうなエージェントさんがこちらを見て微笑んでいるではないですか!
外見の美しさもさることながら、それ以上に、写真から伝わってきた“誠実そう”な第一印象を信じ、思いきって連絡してみることに。
結果は、大正解!
こんなにすんなりと信頼できるエージェントさんと巡り会えたことは、本当にラッキーだったと思います。

冬のワイコロアビレッジから望むマウナケア。南国の風景に雪をかぶった山が浮かぶ、ハワイ島ならではの光景。
家探しの条件は、たったの3つ
- 庭が広いこと
- 3ベッド・2バスであること
- 新築じゃなくても、清潔感があればOK
この3つだけを軸に、家探しをスタートしました。
すると、最初に紹介された物件に、まさかのひと目惚れ。
ディールがクローズするまでの間、ワクワクが止まらず、何度も家の前を通っては、笑みを隠しきれない自分がおりました(笑)。
暮らしてみて感じたこと
プリスクールまでは車で1分、小学校までは2分。スーパーマーケットまでも3分という便利さ。全米NO.1に選ばれたことのあるハプナビーチまでも車で約20分。風が強くてビーチが不向きな日でも、近所のコミュニティプールという選択肢があるのもありがたかったです。
更に、自宅の一角にオフィスをカスタムメイドで造ってもらい、家族のそばで働けるという理想的な環境が整いました。
気がつけば、地域の一員に
今では、すでに社会人になったふたりの息子の友人たちや、これから大学生になる三男の友人たちからも、会えば遠くから「アンティー・あけみ〜!」と手を振って声をかけてもらえるようになりました。本当に、うれしいかぎりです。
特別なことをしてきたわけではありません。ただ、この場所と、ここで暮らす人たちを大切に思い、敬意をもって過ごしてきただけです。
そうした姿勢は、きっと自然とまわりにも伝わるものなんだと思います。
気がつけば、少しずつ地域の中で絆が育まれていた。
そんなふうに感じています。
「ワイコロアビレッジに住んで25年」
どれだけ暮らしやすい場所か、その年月がすべてを物語っていますね。

ふと足を止めて眺めたくなる風景。そんな瞬間がハワイ島にはたくさんあります。
これからハワイ島で家を探す方へ
- 見えないところでも顧客最優先の姿勢を崩さない信頼できるエージェントと出会うことがが何よりも重要。
- 「こんなこと聞いていいのかな?」と思うようなことでも、気軽に聞けて、答えてくれるエージェントを見つける。
- 「これだ!」と思ったとき、すぐ動けるよう、早めに準備を整えておく。
(この「準備」については、また別のブログで詳しく書きますね)
ワイコロアビレッジは今も進化中
私が引っ越してきた25年前も素敵な場所でしたが、今ではさらに便利に。ショッピングセンターが2つに増え、ジムやホームセンターもできて、ますます住みやすくなっています。子育てにもぴったりの場所だと思います。

燃えるような赤に染まる空。ワイコロアビレッジの夕暮れは、1日の終わりに神秘的なひとときを感じさせてくれます。
今回は、私がハワイ島で最初の家と出会ったときのことを少しお話させていただきました。
次回は、ワイコロアビレッジで開催されたキャラバン(不動産エージェント向けのオープンハウス)についてご紹介します。
魅力的な物件がたくさんありましたので、ぜひお楽しみに。
アロハ!
ハワイライフ所属・日本人エージェント
ルーベンスティンあけみ
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